年齢相応に、いろいろな音楽を聴いて生きてきたと思います。そしてその中には、今の私を形成する大きなきっかけとなった音楽がいくつかあります。
そんな音楽を、何回かに分けて紹介していきたいと思います。
その1:ファイナルファンタジーの音楽
幼稚園の頃からやっていた、筋金入りのFFバカです。小学校低学年のときには既にサントラを欲しがって親を呆れさせた記憶があります。ピアノの楽譜を買って、エレクトーン用にアレンジしたりもしていました。
「演出の手段」としての音楽という意味で、完成された美を持っている気がします。単体としての素晴らしさだけでなく、演出過多のくどさを一切持たないバランス感覚に恐れ入ります。
最大の衝撃は6の「妖星乱舞」と、8の「Eyes On Me」でしょうか。前者は、従来の「ゲーム音楽」の枠を凌駕するかのようなスケールと、異常ともいえる完成度に、後者は、歌とストーリーの絡め方があまりに秀逸だったことに。FFに歌が入ったことだけでも、大変な衝撃を受けたように記憶しています。
「楽曲として」そして「演出手段として」という、二元的な魅力を持っていることにFFの音楽の神髄を感じます。
1番好きなのは妖星乱舞ですが、そこから先は選べません。